【美容室デビュー】NYで髪を染める18歳に同伴してきた
- このあいだ、ばっさり髪を切ったわたし

このあいだ、髪の毛をバッサリと切りました。何かと好評で嬉しかったのですが、こんなことを言う人がいました。

いいなあ。俺も髪を染めたいんだよね。

染めればいいじゃん。
日本人の18歳。高校を卒業してからニューヨークに来て、後々はアメリカの大学に行く予定の友達。定期的に「早く大学生になりたい」とぼやきわたしをイライラさせる上、わたしに対しては一貫してタメ口で説教もしてくる礼儀を知らない18歳です。
「髪を染めてみたい」とかいう人に対しては「染めればいいじゃん」と言うことしかできないですよね。しかし彼はこんな告白をしたのです。

俺さあ。今まで一度も美容室に行ったことがないんだよね。
「男の人が何歳で初めて美容室に行くのか」わたしにはよくわかりませんが、小さい頃には両親に切ってもらったりして、後々床屋さんに行ったりすることが多いのかな。18歳は自分のことをこう呼びました。

美容室童貞
「〜したい」と言いながら行動に移さない人がわたしは嫌いです。「やるやる詐欺」とでも言うのですかね。わたしも時々やるやる詐欺をやってしまいますが、そんな自分に気づいたらストレスも溜まります。
- さっさと美容室に行け
「良さげな美容室を調べた」ところまで進んだのに行動に移さない18歳を見たわたしは彼にこう言いました。

今ここで、予約して今日行ってきて

マジで言ってる???!!!

はい、電話して今
やるやる詐欺の18歳にイライラしたわたしはその場で美容室の予約をしてもらったのです。「髪を切りたい」と思ったそのときに予約をしてしまうのが一番。運良くその日の予約を取ることができ、美容室に向かいます。

待って、緊張してきたんだけど
美容室に向かう途中、18歳はしきりに「緊張している」と言いました。割と美容室デビューが早かったわたしにとっては意味のわからない緊張。しかし彼は本当に緊張していました。
- 髪型を「注文」するわけではない

どうやって美容師さんに髪型とかオーダーするの?
この質問を彼がしてきたとき、なぜかわたしは「はっ」と気づかされました。確かに「この髪型にしてください」と髪型を注文するのはなんだか難しいことではないかと。
「普段わたしはどうしているだろう」と考えました。そのときわたしが思ったのは「注文しているのではない」ということ。
- 注文より相談
わたしはいつも「このくらいまで切りたいんですけどどう思いますか?」とか「こんな感じにしてみたいんですけど似合いますかね?」と美容師さんに「相談」しているのです。
なぜなら自分の髪の毛とはいえ、髪質のことや頭の形のことなど、知らないことばかりだから。「こんな感じになったらいいな」と言うことを伝えた上、プロである美容師さんにどうしたらわたしに似合う髪型になるか相談するのが良いのではと思うのです。
- さあ、いざ美容室に

スーパー暇人だったわたしは美容室までついて行きました。「緊張する」「緊張する」と呟く18歳にイライラしながらもここまで来ました。せっかくだからビフォーアフターを撮っておこうとぱしゃり。
ちなみに、今回彼が訪れたのは日系の美容室「Hazuki Hair Salon」
- さっさと入りなさい


美容室の前でうろちょろしながらもやっと美容室に入って行きました。やれやれ。
- さて、初めての美容室を終えて18歳は

「めっちゃ良くね?」と笑顔で帰ってきた18歳は完全に大学生な雰囲気をまとっていました。髪も短くしてもらって爽やかに。何はともあれ本人が気にっているようでよかったです。美容師さんに色々と相談もできたようで、ご機嫌。
いつもよりウザくなってしまうくらいご機嫌な彼は最後にこう言い残しました。

美容室最高だな

(´・∀・`)
- 18歳が髪を切っただけの記事
18歳が髪の毛を切っただけの記事を書きました。結構長々と書いていて自分でも驚きですがこういうのを書くのも嫌いじゃないかも。18歳よ、大学でも頑張るのだ。
きはら かなこ